米国連大使: 中東2国家共存を支持 大統領発言を修正か

 【ニューヨーク國枝すみれ】ニッキー・ヘイリー米国連大使は16日、ニューヨークの国連本部で記者会見し、イスラエルとパレスチナの紛争について、「米国は2国家共存による解決を支持する。米国が2国家共存を支持していないと考えるのは間違いだ」と述べた。トランプ大統領は15日のネタニヤフ・イスラエル首相との共同記者会見で「2国家共存」に固執しない姿勢を明らかにしており、大統領の言葉を修正した可能性もある。

 パレスチナ人国家をつくりイスラエルと共存する2国家共存が中東和平への道筋の基盤となるとの考えは、米国を含めた国連安全保障理事会で合意ができており、国連のグテレス事務総長は「2国家共存以外の解決法はない」と述べている。

 ヘイリー大使は、イスラエルとパレスチナの双方を和平交渉のテーブルにつかせるためには古いやり方にこだわるべきではないと述べたが、2国家共存以外の解決法を具体的に語ることは避けた。また、イスラエルに対する固い支持を表明。国連での議論は反イスラエルに偏りすぎていると批判し、「イスラエル非難決議案を安保理に採択させるようなひどい間違いは二度と繰り返さない」と述べた。

 安保理は昨年12月、イスラエルのユダヤ人入植活動を非難する決議を採択した。オバマ前政権は拒否権を使わずに棄権し、トランプ氏はこれを批判していた。国連ではイスラエルによるユダヤ人入植活動に対する批判が強まり、イスラエルの孤立化が目立っていた。

2017年02月17日 20時01分

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