韓国介入事件: 月内にも起訴方針 サムスントップ逮捕

李在鎔氏(中央)=ソウルで2017年2月16日、AP

 【ソウル大貫智子】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領や親友の崔順実(チェ・スンシル)被告に賄賂を贈った贈賄容疑などで、特別検察官チームは17日、サムスングループの事実上のトップであるサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長(48)を逮捕した。李容疑者を月内にも起訴し、朴氏の関与を立証する方針とみられる。捜査の行方は憲法裁判所で進む朴氏の弾劾審理にも影響しそうだ。

 李容疑者は、2015年のサムスングループ系列企業間の合併を巡り、朴氏から便宜を図ってもらう見返りに、朴氏が設立を主導した財団や、崔被告側に約束分を含め約430億ウォン(約42億円)の賄賂を贈った疑いが持たれている。李容疑者は朴氏と単独で3度面談して、便宜を依頼し、朴氏が崔被告への資金支援などを要求した疑いが濃厚となったとしている。

 李容疑者への逮捕状請求は今年1月に続き2回目。前回、ソウル中央地裁は調べが不十分などとして請求を棄却したが、今回は逮捕状を発付した。理由について「新たな容疑や追加の証拠資料などを総合し、逮捕の必要性が認められる」と説明している。

 朴氏は特別検察官の事情聴取を拒否しており、今月末の捜査期限までに聴取できないまま、捜査が終結する可能性が出てきた。一方、憲法裁は弾劾審理の最終弁論を24日に実施する方針。3月前半には朴氏が罷免されるかどうか言い渡される見通しだ。

 青瓦台(大統領府)は17日夜までに、李容疑者逮捕についてコメントを発表していない。

2017年02月17日 21時09分

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